2014年07月12日

「第三回「ナレーション講座A」-ナレーションの原則はなぜ大事か-」

どうも、声優派遣屋の矢吹です

7月10日掲載の「第二回「ナレーション講座@」-ナレーションの原則-」では、
ナレーションの中でまず極めていくべき「極めてストレートなナレーション」は

@抑揚をつけるのは禁止
A基本は頭高で適度に尻すぼみ
B間とスピードで調節する(唯一あなたが施せるアレンジ部分)


の3点を意識するということをお伝えしました。
細かなポイントについては挙げていけばキリがないのですが、
まずここをおさえていれば最低限「聞けるナレーション」にはなります

では最初に@、Aについて、なぜこれが必要なのかをお話しします。

第一回「ナレーション講座」-イントロダクション-では、
例えば方言が身についている方は極めてストレートなナレーションを行おうとすると、方言のリズムと合わなくて気持ちが悪いかも…というお話をしました。これは方言をもっている人だけに限らず、ナレーションの世界に触れたことがないならほぼすべての人が同じように「自分にとって気持ちのよい話し方のリズムやアクセント」というものをもっています。


変な話になりますが、学生の皆さんでいえば全生徒の前で話す生徒会長や代表、または校長先生などの話し方が「うっとうしい」と思ったことはないでしょうか。他にも人前で話をする人や、時にはプロの声優さんやその方が演じられているキャラクターさえ「うっとうしい」と思うことがあると思います。それはなぜかといえば大体においてその人やそのキャラクターの喋り方が「自分にとって気持ちのよい話し方のリズムやアクセント」ではないからです。

スローテンポな人とハイテンポな人が話をしていると、どうしてもスローテンポな人はハイテンポの人の話についていけないし、ハイテンポな人はスローテンポな人を置いてどんどん喋ってしまう図を想像して…といえばわかりやすいでしょうか。

会話.jpg

ちなみにこの図だと赤の文字で喋っている人が不規則にいきなり声を大きくしたり小さくしたりしている様子が想像できますでしょうか?? そして青文字の人は一定のテンポで棒読みかの如く喋っていますね。
ナレーションにおいて@もAもできていないと、このように自分の気持ちの良いリズムで喋っているというだけで、赤文字のセリフがとても見辛いように私たちがこういう不規則な話し方を聞いていても当然同じように聞き辛く、青文字のような一定のテンポのセリフを聞いていても飽きてしまったり、結局「あれ、話聞いてなかった。で、何の話だったっけ??」ってことになってしまったり…。

逆に@、Aを行うことは、
人によって気持ちの良いリズムはそれぞれあれど「万人にとって都合のよいリズム」(絶対とは言い切れませんが…)を作り出すことになります。ナレーションのような不特定多数の人に向けて情報を発信するお仕事では、まずこれを作り出せるかがカギになります。これを作り出せさえすれば、聞いていて不快にならない、そして「あなたのナレーションを聞いている人が何も考えずにぬぼーっとして聞いていたとしてもすんなりとその情報がたった一度聞いただけで頭に入ってくる」というナレーションになります。

では次回から、これを目指してレッスン開始です


posted by Voice Closer 矢吹 at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ナレーション講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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