2014年07月25日

「第八回「ナレーション講座F」-『一瞬の間』の使い方-」

どうも、声優派遣屋の矢吹です

「第七回「ナレーション講座E」-間(ま)の原理-」では、「間」が非常に大切な存在だとして紹介しました。またナレーションにおいて間を使うメリットは

@「間」を置いた前後の箇所を重要な部分として引き立てる。
A「間」の前後で文章の意味を切り替える。
B「間」を使って文章の調子や読み方の調子を整える。

主にこの3点が挙がることもお伝えしました。

前回は「約0.1秒の間」とされる「一瞬の間」について、
「@「間」を置いた前後の箇所を重要な部分として引き立てる」の目的に使う例をご紹介しましたが、今回はこの「一瞬の間」について「B「間」を使って文章の調子や読み方の調子を整える」方法をご紹介します。

「一瞬の間」は前回ビッグバンの文章の例で説明したようなイメージです。

これが宇宙の始まりを示す / ビッグバンです。

「/」の部分に0.1秒の間を入れて読んでみてください。
「ビッグバン」をゆっくりと読もうとしても、「これが宇宙の始まりを示す」を読んだ時のテンポを引きずったまま読んでしまいがちです。そんな時にこの一瞬の間を使うことで、「ビッグバン」をゆっくり読むための準備をし、読みの体勢を整えることができます。これにより、「/」の前後で明確に読みのスピードの差をつけることができるのです。

これが「B「間」を使って文章の調子や読み方の調子を整える」の効果です。

文章の流れの中でスピードの変化をつけやすくする他にも、
この一瞬の間を用いることで、何度読みの練習をしても引っかかってしまう言葉を言いやすくすることもできます。

早口言葉に出てくるような言いにくい言葉が出てきたときに、その言葉の前にこの「一瞬の間」を使って読んでみましょう。言えなかった言葉が、事前にこんな0.1秒というたった一瞬でも間を置いて準備して喋ることで言えるようになるかもしれません


posted by Voice Closer 矢吹 at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ナレーション講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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