2014年06月11日

「第三回「うまく喋るには」講座 -滑舌編B-」

どうも、声優派遣屋の矢吹です

6月9日掲載の「第二回「うまく喋るには」講座 -滑舌編A-」では、
滑舌練習には「母音」の練習が効果的で、
母音の練習は顔の筋肉が痛くなるくらいおもいっきり口の形を作る練習をするとよい

それはなぜか?
ということについて、「口の動きに余裕をもたせるためだ」というお話をしました。

では今回はなぜ「母音」だけの練習に
こんなにも意味があるのか
について考えていきましょう

滑舌練習も突き詰めて考えていけば、
最終的には母音だけでなく、すべての音を練習していく必要があります。
しかし、滑舌練習を始めるにあたって母音だけからはじめると非常に良いのです。

英語の学習をした時に「フォニックス」という概念を習ったことがある方なら、
とっつきやすい概念かもしれません。

日本語五十音の「か行」より後の音は
基本的にはローマ字で書くと、例えば「か行」は

か=「ka」
き=「ki」
く=「ku」
け=「ke」
こ=「ko」


と表すことができます。

さらにこの中の「か」を例にとって「か」の発音の仕方を考えてみましょう。
簡単にまとめると以下のようになります。

音の構成.jpg

つまり、「か」とは「k」と「a」という
二つの音によって構成されているのです。


この二音を組み合わせて一瞬のうちに発音することで、
私たちは「か」というひとつの音を発しているかのようにして話すのです。



図中でも少し触れていますが「k」という音を発音するときには、
まず普段皆さんが「い」を発音するときの口の形を意識してみてください
おそらく前回までの練習で大げさに「い」の口を作った時よりも
少し控えめに、しかし自然と横に口を広げるはずです。
この口の状態を崩さずに「クッ」という音を息だけを吐きだすことで出してください。
※この時、のどに手を当てて、のどが震えていないかチェックしてください。のどが音によって振動していたらアウトです。あくまで息だけを吐き出すようにして、のどが震えないように「クッ」という音を出してください。

つまり「k」は、
「い」の口を作りながら「クッ」という音を息だけを吐き出すことで出る音と言えます。

「a」はまさしく母音の「あ」
皆さんが今まで練習した通りにおもいっきり口を開けて発音してください。

おわかりいただけるでしょうか?
つまり私たちは「か」を発音するときに
最終的には「あ」の口の形を作っているのです。

長くなりましたが、こうして一音一音の構成を見ていくと、
「ん」を除いたすべての音の中に
「a」、「i」、「u」、「e」、「o」の母音が入っていると思います。

そして今回のようにして一音ずつの練習をしていくと
必ず私たちは各音を練習する中で「母音」の口の形を作ります。

母音を練習するということは、
「ん」以外のすべての音を練習するということに繋がります。


さらにこの母音の原理をうまく用いることでできる「滑舌の必勝法」もあるのです
次回、ご紹介いたします


ラベル:声優 滑舌
posted by Voice Closer 矢吹 at 16:55| Comment(0) | うまく喋るには講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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