2014年06月25日

「第八回「うまく喋るには」講座 -無声化C-」

どうも、声優派遣屋の矢吹です

6月27日掲載の「第七回「うまく喋るには」講座 -無声化B-」では、
無性化をまずは意識してできるようになるために知っておかなければいけない要素「無性子音」とはk、s、t、n等、日本語をアルファベットで分解したときに子音と呼ばれるものの中でも「k、s、t、h(f)、p」であること、
また無性化とはこの無性子音に挟まれた母音を読まないことであると説明しました。

そしてこのルールで見ていくと、例えば「きつつき(=k i t u t u k i)」は3文字目の「つ」まですべて無性化してしまうことになりますが、こういった場合は1文字目と3文字目を無性化、2文字目と4文字目を無性化しないというように「無性化は連続しない」というルールがあることも説明しました。

ここまでで無性化のルールをおさえます。
@無性化とは無性子音と無性子音に挟まれた母音に起きる。
A無性化は2文字連続しては起こらない。


そしてもう一つ覚えるべきルールはこれです。
B句読点(「、」や「。」)も無性子音として扱う。

例えば「〜です。」はアルファベット分解すると「〜d e s u 。」となりますね。
この句点「。」もこのルールに則って無性子音として扱うと、この「u」は無性子音である「s」と「。」に挟まれていることになります。つまり「〜です。」の「す」も無性化するというわけですね。試しに無性化する場合と無性化しない場合両方の「です」を言ってみてください。無性化したほうがキリッとした印象を与えるのではないでしょうか。

末が無声音になり得る文字で文章が終わっていた場合、少し意識して見てみてください。

また先ほどのAのルールに密接に結びつくルール…というか傾向が1つあります。

それは「アクセントのある」部分は無性化しにくい、ということです。
「きつつき」の例でいえば、無性化を連続させない手段としては2文字目の「つ」のみを無性化して、1文字目の「き」と3文字目の「つ」は無性化しないという手もあるはずです。しかしそれはしません。なぜかというと、これはまた今後日本語の「アクセント」についての講座で取り扱いますが、アクセントのある部分、つまりその語句でいう一番音が「高い」部分(※田中太郎(たなかたろう)さんでいうところの「たろう」の「た」の部分)は無性化しにくい傾向があるからです。

きつつきのアクセントは2文字目のところにあり、アクセントのある部分を「」で表すと、
き「つ」つき となります。

そのため、きつつきの無性化は先に紹介したようになったのです。

しかしこのアクセントに関する無性化ルールは、ルールというよりあくまでも「傾向」
例えば、私は岐阜県民なのでよく思うのですが県庁所在地の「岐阜市(ぎふし)」はアルファベット分解すると「g i f u s i」となり、「u」は無性子音「f」と「s」に挟まれた母音であるため、無性化します。しかしこの場合、「ぎふし」のアクセントは『ぎ「ふ」し』の部分のため、このアクセントルールが適用されれば無性化されないハズ…。しかし、この「ふ」は無性化されるのです。

このように例外もありますが、
原則となる3つのルールと、アクセントのある部分は無性化しにくいという「傾向」を覚えておけばたいていの無性化はクリアできます。

無性化のルール.jpg

頑張ってくださいね


ラベル:滑舌 無声化 声優
posted by Voice Closer 矢吹 at 12:09| Comment(0) | うまく喋るには講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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