2014年11月21日

「第8回 英語の発音講座 -英語の「調子」A-」

どうも、声優派遣屋の矢吹です


英語らしい「調子」で発音し、英語っぽく相手に伝える方法を今回の講座では実践していきましょう。



まずは英語の各単語におけるアクセント(強勢)を意識してみてください。

たとえば ”baseball” ならbase-ballと単語を区分した後、「base」の方をより強く発音します。

この単語で誤って「ベィス『ボゥル』」と発音してしまう方は少ないとは思いますが、前回お伝えしたように日本人である私達は日本で生活しているうちに、基本的に「棒読みのセンス」を磨いています。棒読みマスターである私たちも英語を発音する時ばかりは「恥じらいを捨てて」、「強調するべきところは強調して」読む必要があるのです。


また、外来語や和製英語に慣れすぎている私たちは「英語の発音」と「日本語の発音」を混同してしまっている節があります。


私が中学生の頃アメリカへ行った時に、友人とホテルの中を散策している時に迷子になりました。そこでホテルの従業員と思わしき人たちに対して必死に「ウェアイズエレベーター」「ウェアイズエレベーター」と訊いていましたが一向に理解されませんでした。しばらくして私たちが「エレベーターの場所を聞いていた」ことを理解してくれましたが、この時相手が口にした ”Oh, elevator!!”

私たちは “Where is the elevator?” と訊いていた「つもり」でしたが”the”が抜けているとかそんな理由ではなく私たちの”elevator”の発音に問題がありました。日頃私たちは「エレベーター」という言葉を「エレ『ベー』ター」というように「ベー」の音が一番高くなるように発音します。しかし英語における”elevator”は最初の「e」、つまり「エレベーター」の「エ」の部分にアクセントがあります。


カタカナで表すと

私「ウェアイズエレ『ベー』ター??」
相手「エレベーター…?? オゥ、ユーセィ『エ』レベィタァ!!」

なんともマヌケな話です。


日本語のアクセントに準じて話している英語は「英語の域から逸脱している英語的な何か」になってしまいます。例えば「日本人英語」のような。

わからない単語や日本語にも似た言葉があるものは積極的にアクセントを調べましょう



もうひとつ意識することは「一文の中の調子を変化させること」です。

ちょうどアメリカに行った話をしましたので以下の様な例文を用いましょう。

I went to America to study English. [私は英語を勉強するためにアメリカに行きました。]

これを読むときあなたが伝えたいことが「アメリカに行った」ことなのか「英語を学びに行ったこと」なのか「あなたが行った」ことなのかなんなのかにもよりますが、おそらくこの文の中で”I”や”America”、”English”は強調される単語である可能性が高いです。こうした意味の上で最も重要な単語を優先度@とし「最も高く(大きく)発音する」ものとします。


次にこの文中で言えば”to”、他には”a”や”the”などの冠詞、”in”や”on”、”at”などの前置詞を優先度Bとし、「最も低く(小さく)発音する」ものとします。

そして残ったそれ以外を優先度Aとし、@とBの間の高さ(大きさ)で発音するものとします。

すると以下のように表すことができます。


英語強勢.png


このように単語の強勢だけでなく、一文の中にある単語同士にも優劣をつけて発音することで「波打つような英語のリズム」になり、英語らしく聞こえます。
posted by Voice Closer 矢吹 at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語の発音講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月08日

「第7回 英語の発音講座 -英語の「調子」@-」

どうも皆様、お久しぶりです、
声優派遣屋の矢吹です


今回は英語を英語らしく話すためのコツである「調子」についてお話しします。



数ある言語の中でも「日本語は特にお経のように一本調子だ」といったような話を聞いたことはありますでしょうか?? 以前、→ナレーション講座にて文を読むときの「調子」についてお話ししたのを覚えておられますでしょうか?? 



特にナレーションにおいては文章の途中で音が上がったり下がったりといったいわゆる「波」のような高低まじった喋り方はよしとされません。もちろん演技のとき、普段している日常会話のときなどはその限りでなく、「感情」によって強く言ったり弱く言ったり高く言ったり低く言ったりすることはありますが、それでも英語に比べれば日本語は限りなく「棒読み」に近い喋り方をする言語になります


それに対して英語は調子を横線で表すと波打つようなリズムを刻みながら発音されます


波打つようなリズムの例

英語の調子.png



英語を今現在習っている人も、昔学校で習った人も、

問1 次のうち最も強く発音する部分を記号で答えなさい。
ア イ ウ
pi-a-no


といった問題を解いたりした経験はありませんか?

また疑問文を声に出すときには文末は上り調子(右矢印2)で読みますが
what などの疑問詞がついた場合は下げ調子(下矢印2)で読むというように習ったのではないでしょうか。


数年前までの大学のセンター試験では、
英語の一文に含まれている単語のうち、実際に声に出し多時にはどの単語を一番強く発音するか選択する、といった問題も存在しました。


英語のリスニング教材を聴いたり、YouTubeなどで英語を母語としている人が喋っている動画などを一度見てみたりしてください。
きっと日本語の「極めてストレートなナレーション」の時には御法度とされていたような、上下に幅広く振れる独特の調子でしゃべっているものが多いと思います。

比較対象としては、日本語の朗読CDなどを聴いてみるとよいでしょう。
英語と日本語の「調子」の違いがわかるはずです。
もちろん日本語にもアクセントは存在していますし、上げ調子下げ調子なども存在しています。が、それ以上に英語の「調子」(強勢なども含む)は意識されやすく、「英語らしさ」を出すためには必要なものとなります。

具体的な方法についてはまた次回お話しします
ラベル:英語 声優 発音
posted by Voice Closer 矢吹 at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語の発音講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月27日

クレジット決済の詳しい方法を公開しました。

声優派遣屋のクレジット決済の方法について
画像付きで詳しく解説した特設ページができあがりました。
ご注文からボイスデータのお届けまでに必要な手順がわかりやすく載っています。

声優派遣屋へのご依頼をお考えの際は是非一度ご覧ください。


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posted by Voice Closer 矢吹 at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月20日

声優派遣屋に新しい仲間が加わりました!!

声優派遣屋に本日付で新たに

たちばな ふみこ が加わりました!!

10.20ブログ用.png



非常に広い分野への適応能力を持った声優です。
ナレーション関係のお仕事を特にお待ちしています!!

たくさんご依頼ください!!
ラベル:声優
posted by Voice Closer 矢吹 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月09日

クレジットカード決済に対応しました!

声優派遣屋へご依頼いただくにあたりまして、

お支払方法がこれまでの銀行振り込みに加えて

クレジットカードによる決済にも対応しました。

手数料不要で、さらにご自宅でインターネット上での処理のみで声のご注文が行えます。

ご依頼お待ちしております。
ラベル:声優
posted by Voice Closer 矢吹 at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする